献血と輸血について:C型肝炎の症状と検査、治療

献血と輸血について

現在,薬害C型肝炎問題が注目され,むかし輸血を受けたことがある人は,C型肝炎ウイルス検査を受けるように呼びかけられている.

これは,C型肝炎は血液の中にウイルスがあると,感染するからだ.

皆さんは,献血をしたことはあるか? 献血をすると,必ず検査が行われる.

梅毒反応・B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの検査でひとつでも異常があると,その血液は使われません.

献血の際に希望すれば,これらの結果に異常が見られた時のみ結果が送られてくる.

保健所や病院で検査を受けるのが面倒だからと,献血で検査をしようと考えていらっしゃる方もいるかもしれない.

しかし献血センターでは,検査目的の献血はしてもらえない.

なぜなら,C型肝炎には潜伏期間があり,検査不可能な期間があるからだ.

感染の疑いがある人の血液を知らずに集めていては,事故の元になってしまうよね.検査は必ず保健所や病院で行おう.

さて,輸血には異常のない血液だけが使われるわけだが,献血で採血した血液がそのまま使われると思っていないか? 実は,血液はそのまま使われるわけではない.

血液を成分ごとに分類して,病気ごとに対応できるようになっているのだそうだ.

例えば,血小板が少ない人には血小板輸血を,赤血球が少ない人には赤血球輸血が行われる.

昔はこのような成分検査や成分分類の制度がないだった.

しかし現在は,献血で採血した血液の中にC型肝炎ウイルスがあるものは絶対に使われないので,輸血による感染はほとんど無いといってもいいだろう.

関連記事

スポンサードリンク

トラックバック(0)

このエントリーのトラックバックURL:
http://cosme30s.jp/mt/mt-tb.cgi/380
ブックマークに追加する ▲C型肝炎の症状と検査、治療TOPへ