インターフェロン以外の治療方法について
C型肝炎に,インターフェロンの治療が最も効果的だと言われている.
しかし,ウイルスの遺伝子がインターフェロンに向いていない場合は,どうしたら良いのか疑問に思われることだろう.
C型肝炎を治療する上で,一番大きな目的は癌になるのを防ぐことだ.
たとえウイルスがなくならなくても,肝機能が正常に働いていれば,癌になるのを遅らせることはできます.
そういった意味では,ウイルスがなくならなくても,わずかでもウイルスの減少を感じることができるのであれば,インターフェロンの治療を続けることは大切だろう.
しかし,例外がある.
例えば,ウイルスの量も少ない高齢のC型肝炎患者の場合は,インターフェロンを使って副作用に苦しむことを考えたら,むしろインターフェロンを使用しないほうが良いと言われている.
なぜなら,C型肝炎はとてもゆっくりとした速度で病気が進行していくからだ.
慢性化していなければ,20年は普通の生活を送れることができるのだ.
とはいえ,何も治療方法が無いわけではない.
では,インターフェロン以外にはどのような治療方法があるのだろうか.
インターフェロンを使わない場合は,ウルソという飲み薬と,強力ネオミノファーゲンCという注射薬を用います.
これらの薬を使って,癌になるのを遅らせるのだ.
もちろんウイルスを無くすことはできないが,この治療方法を続けて生活している方は,たくさんいらっしゃいますから安心してほしいね.
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